バイク仲間のTX750が充電不良で困っているとの事で、分かる範囲で手伝うことになった。オーナーは2軒のバイク屋に頼んだけど原因不明で戻されたていたらしい。商売屋さんが分からんものを、おいらに見つけられるはずもないのだが、一応診てみた。確かに発電量は少ないが、全く無い訳でもない。一つだけ意味が分からん症状に3相ブリッジの+側の電流と-側の電流値が極端に違う事に気付いた。ひょっとして?と疑いを持ってレクチ(3相ブリッジの事)の開放電圧波形を診てみた。
これはおかしい。何処かショートしているような感じだ。レクチの予備があるらしいので交換してみた。その波形がこれ。↓
しかし、これも変だ。開放でこれは変だ。ステータコイルの相間導通は確認していたがフレームとの絶縁は診ていなかったのでチェック。すると完全に地絡しているではないか。ステータコイルがフレームに落ちてしまっている(僅かに配線の可能性もあったが)。残念だがこれは手の施しようが無い。オーナーに巻き直しするしかないと伝えたら予備ENGがあるので部品取り出来るかもと・・・・・・・・・・・・・・
↑がTX750のオルタだ。確かにブラシレスになってる。初めて見た。結局これを使ってこの有様だ(笑
問題のショート箇所はここ。3相の何処かは不明だが完璧にコアに落ちてる。
無理やり(ガスケットなど無いから液ガスで応急処置)修理を終えて波形を確認。これならよかろう。
エンジンを始動してバッテリ電圧が上昇することを確認して終わり。何とかなって良かった。でもオイルはきっと漏れるヨ(笑
ガスケットを入手して本格的に直して下さい。