仕事を辞めてから、今までなかなか出来なかった工作が出来るようになった。
例えば工具とかバイクの修理をする時に熱収縮チューブを使う事がある。今までは半田ゴテのヒーター部で炙ったりしていたが、これは美しくない。とは言っても出番が多い訳でもないので超が付く安物ヒートガンを大陸から購入した。大陸製は品質がどうのこうのと意見は多いが、アイデア・斬新性でとても優れている物が少なくない。しかし、まるで理屈もなにもあったものじゃないという、いわゆるパチモンも確かにある。今回は敢えてそのパチモンのヒートガンを何とか使えるようにした作業だ。
何処が問題かと言うと、大食いのヒーターの熱量をファンで送り出すのだが、そのファンのエアーの吸い込み口が無い・・・のだ。
見た目的にはそれっぽいスリットが空いているように見える。が見えるだけ。
両サイドと真後ろのスリットぽい部分は完全に塞がっていて、どこから吸い込めっちゅ~のか分からん。
因みにヒーターは確かに大食い。強・弱あるがこれで送風出来なかったら結果は見えている。危ないのレベルじゃない。
多分、ある程度の理解をして設計している物を真似したはいいが、本質的な事を理解していないので見てくれだけでこうなったのだと思う。特に後部の丸形状の吸い込み口は2枚構造で回して風量調整になっていたのだと思う。
見てくれは悪いがリュータでサイドと後ろのスリットを削り込んだ。初めは薄い型のバリだろうと思っていたが、とてもしっかり(笑
したふさぎ口で結構大変だった。もう一つ、決定的な欠陥が送風だけのモードが無いこと。これがないとヒーターをOFFした後、冷却することが出来ない。これもかなり危ない。この改造は少し考えよう。
小汚い削りだが売り物じゃないし、ま~良しとする。